一夢庵風流記/隆慶一郎

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戦国末期。奇をてらった行動を好む武辺者・前田慶次郎の人生を描いた小説。

期せずして、武家社会での立身出世の道を断たれた慶次郎。歴史の表舞台には全くと言っていいほど姿を現さない。彼の人格を紡ぎ出すための資料が少なかったせいか、著者自身による想像で作り上げられたであろう箇所がほとんどだが、それが読者にとっての幸運。著者によって命を吹き込まれた様々な逸話に笑い、泣き、そして興奮する。

印象に残ったエピソードを挙げたら切りが無い。野生馬を飼い慣らすくだりなどは、まるで女性を口説くかのような話しぶり。動物に人格を持たせるあたりはいかにも隆慶一郎っぽくて微笑ましい。極寒の金沢では前田利家に水風呂を見舞い、京都では天下人・秀吉の前でも堂々と「傾奇者」としての振る舞いを見せ、利家の妻には本気で惚れてしまう。

朝鮮に渡ってからも慶次は変わらない。厄介ごとを巻き起こしたと思えば、現地の男たちと酒を飲み交わし、恋もする。帰還してからは石田三成や秀吉に現地の状況を報告する事になるが、その時の二人の政策に対する批判的な態度がまた印象的だ。

天下泰平となった後は「いくさ人」としての活躍の場を失い 、晩年は米沢で隠棲する。著者は最後に、慶次が書いたと思われる「無苦庵記」から好きな言葉を紹介しているので、ここではさらに絞って最後の一文のみを紹介したい。

「生きるまでいきたらば、死ぬるでもあらうかとおもふ」

この作品は少年漫画「花の慶次」の原作。

漫画では、オリジナルのキャラクターや逸話も追加されており、さらに画風は「北斗の拳」の原哲夫氏だ。前田慶次郎を瞬く間に世に知らしめた作品といえよう。このコミックを「男のバイブル」と称し、大事にしている人も居ると聞くが、まんざら大袈裟な話でもなさそうだ。

隆慶一郎を読むようになったのはこの漫画がきっかけだった。以後、

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僅か5年という短い作家活動で未完の作品がある中、見事に完結している本書はファンにとってありがたい作品といえるかもしれない。

読了: 1992年

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